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「サナリン」の婦人科疾病治療への応用について…<北京大学付属第一医学院 産婦人科>
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 「サナリン」は純天然濃縮漢方薬草を使用し、科学的調合と精密な加工により製造された婦人科保健用品である。本薬に含有されている黄岑、黄柏、乳香、黄蓮、小豆等の成分は婦人科疾病の治療について、漢方薬治療の新たな領域を切り開くものである。

<<一. 臨床データ>>
当科では、2000年11月から75例のボランティアによる被験者に対して臨床試験を実施した。

<1>年齢
75例の被験者の内訳は、31〜40歳45例、41〜50歳15例、51〜60歳10例、60歳以上5例である。

<2>観察指標
我々は、婦人科でよく見られる疾病の症状と徴候を臨床試験の観察指標とした。具体的には、子宮頚びらん、膣炎、陰部掻痒症、膣壁弾性度、膣分泌物である。

<3>試験方法
我々は、まず75名の患者の診察を行なうと同時に、膣鏡検査、膣清潔度検査、膣脱落細胞学検査、婦人科超音波検査等を含む総合的な婦人科検査を実施した。検査の結果は以下のとおりである。

検査項目 被験者人数 罹患人数 罹患率
子宮頚びらん 75 51 68%
陰部掻痒症 75 24 32%
膣炎 75 14 18.66%
子宮筋腫 75 6 8.00%
白帯異常 75 20 26.66%

 このほか、我々は診療過程において、患者に対して膣壁弾性度の調査を実施し、75例の被験者の中で38名の被験者が、程度の異なる膣弛緩現象を有しており、正常な夫婦生活に支障を来たしていることがわかった。
 診断結果がはっきりしてから、我々は、被験者に「サナリン」の使用方法に従って治療を行なうことを指導した。これはすなわち、月経が完全に終了してから、就寝前に、外陰部を清潔にして、1粒の薬剤を膣にゆっくりと装入するもので、1日おきに1粒として連続的に使用し、使用期間については、各被験者の状態に基づいて調整するが、規定使用期間は30日間である。

<<二.結果>>  
 30日間の治療後、膣鏡、膣壁脱落細胞学検査および超音波検査等により、被験者75例のうち、38名の子宮頚びらんの程度に改善が見られ、病理結果は、1°または正常値となっており、好転率は74.5%であった。膣疾病のうちでは、トリコモナス膣炎では10人の症状が改善し、好転率は90.9%であった。真菌性膣炎では、2名の症状が好転し、好転率は66.66%であった。白帯異常では、15名が回復して正常な状態になり、治癒率は75%であった。陰部掻痒症状が消失したのは22名で、治癒率は91.66%であった。子宮筋腫患者うち、1名は、超音波検査により、筋腫が3cm×2.6cmから2.3cm×1.9cmに縮小し、かつ膣出血症状にも明らかな改善が見られた。このほか、18名の被験者が、夫婦生活において、膣弾性度にある程度の増加を自覚している。
 75名の被験者のなかで、「サナリン」の使用により、異常反応が現れたケースは、白帯増加、おりものの増加、膣の灼熱感、不快感といった症状が現れた患者が5名、約6%であった。我々は、ガラス片塗布と顕微鏡検査により膣の異物について分析を行なったところ、これらは全て膣脱落細胞であり、これにより「サナリン」は、局部的に細胞の新陳代謝を促進する機能を有することを示している。

<<三.結論>>  
 我々は、75名の被験者に対する「サナリン」の臨床試験結果を分析し、以下の結論に至った。
<1>
「サナリン」は、膣炎、子宮頚びらんを改善する作用があり、陰部掻痒症、白帯異常については治療作用がある。
<2>
顕微鏡検査と組織細胞学検査により、「サナリン」は、膣の局部的な血液循環を促進し、細胞の新陳代謝機能を増強することができるということが証明された。
<3>
「サナリン」は、女性の膣弾性度を改善および向上させ、膣弛緩症の発生を予防することができ、そのメカニズムについては、局部的に血液循環を促進することに関連している可能性がある。

 以上を総括すると、「サナリン」は、婦人科疾病を予防および治療する補助薬品であり、婦女の心身の健康に対して、積極的な保健効果を発揮することが確実である。

典型的な病例主要成分...臨床資料とテストの結果見識者のコメント「サナリン」の婦人科疾病治療への応用について

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